柏木理佳
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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

1968年生まれ。生活経済ジャーナリスト。城西国際大学院国際アドミニストレーション研究科准教授。MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。香港、シンガポール、豪州、中国に滞在し、世界15カ国の人と働いた経験を持つ。著書は「デキる女にはウラがある」(あさ出版)など多数。

あとで困る?故人の銀行口座から貯金を引き出す際の注意点

公開日: 更新日:

 ご存じでしょうか。故人の銀行口座は自動的に凍結されてしまいます。たとえ妻や子どもであっても、亡くなった夫(親)の口座から現金を引き出せません。預貯金は遺産分割の対象なので、遺産分割協議を終え、必要書類を法務局や金融機関に提出するまでは凍結されるのです。

 そのため、これまでは、遺産分割協議が長引き葬式代さえ払えないケースがありました。たった一円たりとも引き出せないので、遺族はとても苦労していました。

 ところが、昨年7月に40年ぶりの相続法の見直しで仮払い制度の創設(改正法909条2)という新ルールができました。他界した人の預金口座から上限150万円までなら引き出せるようになったのです。引き出した分は遺産相続分が決定したら相殺します。

 しかし、注意点があります。故人の口座から現金を引き出し生活費などに充てると、遺産の一部を取得したと判断されます。また故人に借金があった場合、「相続放棄」を選択することも可能で、死んだ人の借金は相続放棄してしまえば返済する必要はなくなります。その手続き方法は前回述べました。

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