浅間山警戒レベル「2」1931年の西埼玉地震と状況そっくり

公開日: 更新日:

 気象庁は25日、浅間山の噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から、2の「火口周辺規制」に引き上げた。火口から約2キロ圏は、大きな噴石や火砕流に警戒が必要となる。

 20日ごろからマグマだまりがあると考えられている西側で、山体膨張を示す地殻変動が観測されている。

 同時に地震の回数が増え、25日には1日100回超発生した。浅間山では昨年8月7日に小規模噴火が起こり、同25日に噴火、高さ約600メートルの噴煙が上がった。

 気象庁火山課の担当者がこう言う。

「昨年、地殻変動がないまま噴火しました。今回は2009年と15年の時と同様、地殻変動が見えるところが大きく違います。今後の推移は分かりませんが、噴火すれば地殻変動と地震活動も継続して起こり、続けて噴火する可能性があります」

■火山活動活発化で大地震の恐怖

 気になるのが、1931年9月21日に発生した震度5、マグニチュード6・9の「西埼玉地震」時と状況が似ていることだ。地震発生の約2週間前、浅間山で小規模のマグマ噴火が起きていた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束