東京で“ディープ中華”を堪能できる新スポットで食べ歩き
プライベートでの上海訪問は50回以上、“上海ラブ”な日刊ゲンダイ記者。コロナの影響で上海にまったく行けなくなり、クサっていたのだが、東京・葛飾区最南端の「新小岩駅」周辺でディープ中華を堪能できると聞き、早速出かけてきた。
葛飾区役所によれば、同区内の中国人在住者数は1万2058人(2020年1月1日時点)で、「近年は(葛飾区全体では)ずっと増加傾向です」(広報担当者)。
新小岩駅周辺には江戸川区もあるので、江戸川区内の中国人在住者数も見てみると、1万6533人と都内トップ。ディープ中華が食べられるのは、江戸川区寄り? そんな思いを抱きつつ、中国在住歴があり、新小岩を「ホーム」と呼ぶアベシさんにお勧めの3店を案内してもらった。
まず向かったのは、福建料理の「中華麺館 一葉」。新小岩が中華料理好きをワクワクさせるのは、中国全域をひとくくりにした「中華料理」ではなく、地域の料理の特徴を押し出した店があるところ。福建料理は中国東南部に位置する福建省の料理で、「海鮮料理が巧み」「山の幸を生かした客家料理」「あっさりめ」といったキーワードが使われることが多い。