今年は124年ぶり“2月2日”の節分 鬼滅キャンペーンの展開も
今年の節分は、さまざまな意味でいつもと違う節分になりそうだ。コロナ禍かつ緊急事態宣言発令中ということもあり、著名人を招いて大々的に行われる節分祭などは軒並み中止となることが予想されている。ただ、二十四節気において立春は新年の始まりだ。今や節分は年中行事としても外せない上に、重要な神事としての側面もある。そのため今年は、御神前の儀式として神殿のみの豆まきにとどめ、子供たちを対象にした来場者にお菓子や豆を配るという形を取るところが多いようだ。
■暦の上でも、いつもと違う節分に
さらに今年の「節分」は、明治30(1897)年以来124年ぶりに「2月2日」になり、暦の上でもいつもと違う節分になる。なぜ、今年は2月2日なのか? それは地球の公転に答えがある。
春分や秋分といった二十四節気に分けて、その春夏秋冬の変化を表すわけだが、一年を二十四節気に当てはめて定期的な運用をしようとすると、少しずつ誤差が出てきて「ずれ」が生じてくる。