厚労省「変異株」市中感染拡大の罪 今ごろ民間に協力要請
埼玉県で確認が相次ぐ英国型の新型コロナ変異株。5日には児童が通う施設でクラスターが発生していることが分かり、不安が広がっている。11人の新たな変異株感染者のうち、10歳未満の子ども6人と、40代から60代までの4人の計10人が同じ施設の利用者や職員だった。濃厚接触者は61人なので、さらに変異株感染者が増える可能性もある。
埼玉県の大野知事は変異株への対策強化を国に求めたが、これに呼応してなのか、田村厚労相が7日フジテレビ系の報道番組に出演した際、市中感染の広がりを把握するため、民間の検査機関などにもゲノム解析の協力を求めていく考えを示した。
「ゲノム解析も基本的に国立感染症研究所でやっているが、これも能力増強しながら、技術移転というか、ゲノム解析ができるところはたくさんあるので、情報を流して、民間含めて協力いただこうと思っている」