藤田崇義
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藤田崇義

1974年、京都市出身。中1で“乗り鉄”に開眼し日本中の鉄道を乗り歩く。高2のとき当時の“JR全線完乗”を達成。以後、海外の鉄道へ関心を移す。現在、国内鉄道全線完乗に挑戦中。

京王初代5000系に揺られて(3)島根県「一畑電鉄」編

公開日: 更新日:

 京王初代5000系に乗る旅。3回目は一畑電鉄を紹介する。宍道湖北岸に沿って走る路線として知られ、映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の舞台にもなった。

 東側の起点松江しんじ湖温泉駅へはJR松江駅から徒歩約30分。一日乗車券(1600円)も売っているが、松江しんじ湖温泉~出雲大社前は820円、出雲大社前~電鉄出雲市は500円だから、片道で乗り通すだけなら切符の方が安い。出雲大社へは1時間ほどかかるし、運転間隔も1時間近く開くことがあるので、構内の売店やトイレで用は済ませておこう。

 10時41分発の電鉄出雲市行は2016年にデビューした7000系であった。大手私鉄のおさがりに頼りがちな地方私鉄で新車と出会えるのは嬉しい。車内に入り、宍道湖側のクロスシートに腰を下ろす。

 途中、松江イングリッシュガーデン前、松江フォーゲルパークなんてカタカナの駅にも停まりつつ、一畑口での方向転換を経て、川跡で列車を乗り換える。ここで元京王5000系の2100系との対面となる。特に2103号車は宍道湖を向いて2列で座席が配されているが、出雲北山の陵の流れるこの区間の眺めだって悪くはない。





 11時41分、出雲大社前着。昭和15年にできたカマボコ形の屋根が特徴のモダンな駅舎は健在で、しかも「RAILWAYS」で登場したデハニ50形も展示され、ここからわざわざ出雲大社まで出向くのが億劫になる。だが参道とは逆方向へ10分も歩いた所にある国鉄の旧大社駅舎へは、ぜひ足を延ばしたい。新婚旅行で訪れた方は、堂々たる寝殿造りの駅舎に宿の客引きが集まった広場の光景が懐かしく思い出されるのかもしれない。




 コロナ禍のためか出雲大社駅併設のカフェも閉店を余儀なくされたようで、やはり寂しさは否めない。早く一畑電鉄が参拝の足として賑わいを取り戻しますように。

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