藤田崇義
著者のコラム一覧
藤田崇義

1974年、京都市出身。中1で“乗り鉄”に開眼し日本中の鉄道を乗り歩く。高2のとき当時の“JR全線完乗”を達成。以後、海外の鉄道へ関心を移す。現在、国内鉄道全線完乗に挑戦中。

京王初代5000系に揺られて(2)静岡県「岳南電車」編

公開日: 更新日:

 京王初代5000系に乗る旅。2回目は静岡県の岳南電車を取り上げたい。吉原~岳南江尾を結ぶ9.2キロメートルの路線で、片道の所要時間は約20分と手軽だから、青春18きっぷで東海道本線を往来する時、寄り道するにはちょうどよい。

 ここでは元京王5000系の9000形の他、井の頭線を走った元京王3000系も7000・8000形として活躍中で、京王ユーザーには懐かしいだろう。

 7001号は井の頭線カラーを保つ傍ら、7003号はラッピング塗装が施され、この1月なぞ富士市名産の髭ダルマに扮して現れた。

 9000形の車内は富士急でクロスシート化されたため、ロングシートの京王当時とは異なっているが、車窓から富士山を眺めるには都合がよい。

 また、比奈~岳南原田は製紙工場の中を走るため、まるで引込線に紛れ込んだかのような光景を楽しむことができる。岳南電車はこの工場夜景を含め「鉄道では初認定の日本夜景遺産」として売り出し中で、9000形を用いた夜景列車「ナイトビュープレミアムトレイン」も、たまに運行されている。

 一日フリー券(720円)を手に駅巡りをしようという方には、工場の迫る岳南原田や電気機関車の保存された岳南富士岡もさることながら、吉原本町駅での途中下車もお勧めしたい。懐かしい雰囲気を残す吉原商店街では富士市のB級グルメつけナポリタンが食べられるそうだが、私は入りそびれてしまった。

 しかしスーパー銭湯の送迎バスの着いた吉原中央バスターミナルそば2階にある居酒屋ではモツのカレー煮を食べることができ、これはこれで清水を中心に根強い人気を誇るメニューであるらしく、おいしく平らげた。夜景目当てであれば日没まで待たねばならぬし、静岡県東部のご当地メニューで腹ごしらえをしてから、電車に乗りこんではいかがだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    マリエ覚悟の“枕営業”告発…旧態依然の芸能界に風穴なるか

  2. 2

    マリエの告発に出川哲郎ら事実無根と否定…なぜ今、何が?

  3. 3

    元ギャングに顔面の入れ墨…「消さずに生きていく」の真意

  4. 4

    眞子さまが結婚に一途なのはチャンスは二度とないと知っているから

  5. 5

    オリラジ中田も株で億万長者だが…金融庁投資推奨の危うさ

  6. 6

    松山マスターズVの裏側 コーチとギア担当者が新加入し支援

  7. 7

    五輪ありきの重点措置“乱発”の姑息…関西5府県は壊滅状態

  8. 8

    プロに任せるは“カモネギ”状態 買ってはいけない投資商品

  9. 9

    松山英樹Vの“神風”生かせず…「ラヴィット!」に失望の声

  10. 10

    羽鳥慎一高笑い?川島明「ラヴィット」はクセがなさすぎる

もっと見る