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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

横浜翠嵐高が東大受験で大躍進「3年間」で勝利に導く秘訣

公開日: 更新日:

 数年前に横浜翠嵐を卒業したOBは、「活を入れられたのは入学前からだった」と証言する。

「今も配っているかどうかわかりませんが、『進路実現に向けた本校の学習について』というプリントを入学前の3月に渡されました。そこには『本校には”覚悟“をもって入学してきてください』と書かれ、家での勉強の時間まで指示されていたのです」

 そのプリントの「日常の学習について」という項目では、「家庭での学習は平日(2+学年)h、休日(4+学年)hを必ず実行してください」と記されている。「1年生は自宅で平日は3時間、休日は5時間、勉強しなさい」という意味である。

 毎年、継続的にこれを配っているのかどうかは確認できていないが、横浜翠嵐の大学受験に特化した姿勢がうかがわれる。ただ、あまり行きすぎるのも怖いという声も出始めている。

「湘南を抜かし、神奈川県の公立高校でナンバーワンになったのは素直にうれしい。でも、今の横浜翠嵐は予備校とどこが違うのか。大平凡主義(平凡であることを大切にする)を掲げ、自主性と自由を尊重してきた翠嵐の校風がどんどん失われているような気がしてならない」(50代OB)

 神奈川県のみならず、「全国の公立高校のトップになる日も近い」(予備校幹部)とも言われる横浜翠嵐。このまま、ブレーキも踏まずに突っ走っていくのだろうか。

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