岡崎英生
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岡崎英生フリーライター

1943年生まれ。早大仏文科卒。漫画編集者、原作者、週刊誌ライターをしながら、農園生活を満喫。珠玉のエッセーを書いている。「畑のおうち―クラインガルテンの12カ月」「富良野ラベンダー物語」などの著書がある。

収穫したての「落花生」の塩茹でほど滋味深い食べ物はない

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 それに落花生は野菜の中でもおよそ手のかからない部類で、まさに初心者向き。追肥は花が咲き始めた頃に与えればよく、たまにコガネムシが葉を食い荒らしにくることがあるが、それは見つけ次第、捕殺してしまえばよろしい。

 種まきは5月上旬~6月上旬。まずは畑の準備をしよう。栽培する場所を決めたら、種をまく2~3週間前、つまり5月まきなら4月のうちに土壌の酸性を中和する苦土石灰をバラまき、牛糞(ぎゅうふん)堆肥、化成肥料を散布し、よく耕しておく。野菜づくりはこのように、前もって畑づくりをして、土をしばらく寝かせておくのが肝要だ。

 肝要なことがもうひとつある。野菜の種袋には通常、10個から100個前後の種が入っている。なので、間違ってもその種を全部畑にまいたりしてはいけない。

 私はまだ野菜づくりの初心者だった頃、ズッキーニの種2袋分を全部畑にまいて、後で地獄を見たことがある。スーパーで売っている小さなキュウリ大のズッキーニしか見たことのない人は知らないだろうが、メキシコ原産、カボチャ属の野菜であるズッキーニは、放っておくと巨大さを求めて限りなく暴走してゆく。ある夏の日、私の畑には異常に肥大した巨大ズッキーニが見渡す限り累々と横たわっていて、それはまるでSF映画のワンシーンのような光景だった。

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