岡崎英生
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岡崎英生フリーライター

1943年生まれ。早大仏文科卒。漫画編集者、原作者、週刊誌ライターをしながら、農園生活を満喫。珠玉のエッセーを書いている。「畑のおうち―クラインガルテンの12カ月」「富良野ラベンダー物語」などの著書がある。

自家製の「切り干し大根」はほのかにお日さまの味がする

公開日: 更新日:

 二日酔いの朝。大根おろしほど、胃の腑にやさしくしみて生き返るような思いをさせてくれるものはない。

 勤めていた出版社を27歳で辞め、劇画(今では死語だが)の原作者などをしていた頃、私は毎晩のように新宿で飲んだくれ、朝はたいてい二日酔いだった。

 気分が悪いのを我慢して台所に立ち、よく大根おろしを作ったものだ。お酢を効かせたその大根おろしを食べ終え、ホッと息をつく自分がいかにも情けなかった。

 今、私は毎年春になると、自宅の近くに借りている畑に大根の種をまく。

 このときに重要なのが準備作業。大根は地中に深く根を伸ばして生育するので、異物にぶつかると二股や三股の大根になってしまう。そこで栽培する場所をできるだけよく耕し、土の中を手探りして小石や枯れ枝、植物の根などを取り除く。畑の上にかがみ込んでやらなければならないので、ちょっとくたびれるが、しかし種をまく前のこの作業は欠かせない。

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