猫好きに話題の「ネコカブル」って?作者に制作秘話を聞く

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 カプセルトイは大ヒット、絵本や作品集など関連書籍も多数発売され猫専門誌でも連載中。今、猫好きの間で話題なのが“立体イラストレーター”のヨシオミドリ氏だ。ほっこり癒やされる氏の作品の秘密に迫った。

 ――“立体イラストレーター”になったきっかけは?

「もともと私は、北九州でデザイン事務所に勤めていたんです。どうしてもイラストを描きたいと思って活動を始めたんですが、私の画力だと太刀打ちできないくらい絵のうまい方はたくさんいるんですね。それで、ふと粘土をこねて立体で作ってみたらとても新鮮で。それまで粘土なんて図工の時間以来、触ったこともなくて、イラストもデジタルで描いていたんですが、アナログの良さに目覚めました。それで2008年に東京で展示会を開いて、出版社などに営業に回って、徐々にお仕事させていただけるようになりました」

 ――美大で勉強していたとかではないんですね。

「全く! 保育科出身ですし。『造形師』というつもりでもないんです。自分にとって作品は作って撮影されて帰ってくるものなので。でも、展示会などで欲しいと言ってくださる方が増えてきて、販売するようになりました」

 ――カプセルトイの「ネコカブル」は猫好きの間でも話題になりました。

「動物はみんな好きなんですけど、特に好きなのは鳥と猫ですね。『ネコカブル』は、ちょっと生意気な目つきの猫の顔の部分をパカッと外すと、素朴な他の動物の顔が出てくるところを面白がっていただいたみたいで。猫の顔のモデルは飼っていた3匹の黒猫なんです」

 ――やはり猫は魅力的ですか?

「そうですね。その猫もイタズラ好きでしたけど、私にとっては、ちょうど小学校3年生の男子を見てるみたいな感じですね。作るときはまず、表情が浮かびます。そこからその表情に合うポーズのイメージを膨らませていくんです。粘土で何かを作ることが大好きなので、これからもどんどん作り続けていきたいですね」

▽ヨシオミドリ 福岡県北九州市出身。デザイン事務所勤務を経て、紙粘土を使った“立体イラストレーター”に。「まんまるかわいい小鳥ライト」や「ネコカブル」などのカプセルトイが大ヒット。雑誌や書籍、教材、広告、展示などで幅広く活躍中。5月31日~6月6日、ヨシオミドリ紙粘土作品展を「フラッグギンザギャラリー」(中央区銀座1-22-8/℡03・6913・2112)で開催。

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