山本一力
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山本一力作家

1948年、高知県生まれ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業後、広告制作会社勤務等を経て97年「蒼龍」でオール読物新人賞を受賞。2002年「あかね空」で直木賞を受賞。「損料屋喜八郎始末控え」や「ジョン・マン」などシリーズ作品の他「欅しぐれ」「紅けむり」「千両かんばん」など著書多数。

【お題】歳をとっても夢を語っていいか

公開日: 更新日:

小粒な勇気と夢でいい

イラスト・クロキタダユキ

 歳を重ねて、老いには二つの勇気が必要だ。

 作家の森村誠一さんが「婦人公論」にそう書いていた。病気をしたり、悩んだり。予想外の出来事の危機に立ち向かう勇気が一つ。もう一つは、夢を抱くための勇気だという。

 小さな夢でも生きがいにつながり、生きがいとはこれからの夢であ…

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