専門家が選ぶ「ハゲ防止メニューベスト10」脂肪と薄毛の関係、夏バテ予防効果も

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 東京医科歯科大と東大の研究グループが今年、科学雑誌「ネイチャー」電子版に発表した“ハゲと脂肪”に関する論文が興味深い。脂肪の多い餌を1カ月ほど与え続けたマウスは毛が薄くなる症状が確認されたという。薄毛が気になるお父さんが食べるべき食事を調べてみた。

  ◇  ◇  ◇

 すでにアンチエイジングの世界では、《肥満と薄毛》の関係は指摘されてきた。日本フードバランス協会代表で、日本肥満予防健康協会認定ダイエットアドバイザーの小針衣里加氏は「脂質は取り過ぎると血液がドロドロになり、皮脂の分泌も増え、頭皮の環境が悪くなります」と言ってこう続ける。

「一方、髪にいいと言われるものに納豆やキムチなどの発酵食品があります。発酵食品は善玉菌を増やし腸を元気にすることで、悪玉菌を減らして免疫力を高める働きがある。巡り巡って、髪を健やかに保たせます。そのほか、栄養素でいうと、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛、ビタミンEが髪によいとされます」

 小針氏に、各栄養素を含む、髪の健康に役立つメニューのベスト10を選んでもらった。

1位 ニラレバ炒め

「豚レバーはタンパク質やビタミンB群、亜鉛が含まれ、にんにくにはビタミンB1の吸収を高めるアリシンが含まれています。ニラで血流をよくするビタミンE、亜鉛の吸収を高めるビタミンCが、大豆もやしはビタミンB群、ビタミンCが取れます。作り方も、材料を炒めて調味料で味付けするだけなので簡単です」

2位 ゴーヤーチャンプルー

「炒めて調味料で味付けするだけと簡単ですが、ゴーヤー(ビタミンC)、豆腐(タンパク質、ビタミンB群)、豚肉(ビタミンB群)、卵(タンパク質、亜鉛、ビタミンB群)が一度に取れます」





3位 マグロとアボカドのタルタル

「材料はマグロ(タンパク質、ビタミンB群)、アボカド(ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE)、レモンとパセリ(ビタミンC)、松の実(ビタミンB群、亜鉛、ビタミンE)。角切りにしたマグロ、アボカドにタマネギとパセリ、松の実を混ぜ、粒マスタード、レモン汁、醤油、オリーブオイル(ビタミンE)などで和えます」





4位 牡蠣のレモン蒸し

「牡蠣にはビタミンB群、タンパク質、亜鉛、レモンにはビタミンC、ごま油には血流をよくするビタミンEが入っています。作り方は牡蠣をにんにくと油で軽くソテーしてからごま油や塩こしょう、レモン汁などを合わせたソースをかけて蓋をして蒸す。食べる直前にもレモンを搾ります」






5位 オクラ納豆

「納豆(タンパク質、ビタミンB群、亜鉛)と、オクラ(ビタミンC)、かつおぶし(タンパク質)をすべて和え、醤油などで味付けし、アボカドを加えてもおいしいです」

6位 うなぎのちらし寿司

「すし飯に白ごまと小さく刻んだパプリカを混ぜ、うなぎ、薄焼き卵、千切り大葉と海苔を飾ります。うなぎ(タンパク質、ビタミンB群、亜鉛)をはじめ、卵、パプリカと大葉(ビタミンC)、海苔・白ごま(亜鉛)とバランスよく取れます」

7位 茹で鶏と野菜のサラダ

「鶏むね肉にはタンパク質、キュウリとブロッコリーにはビタミンC、焼き海苔をまぶすことで亜鉛も取れます。作り方は、材料をすべて混ぜ、ドレッシングをかけて和えます」

8位 サバのおろし和え

「サバ(タンパク質、ビタミンB群、亜鉛)、大根おろし(ビタミンC、ビタミンB群)、大葉とライム(ビタミンC)、海苔、ごま油を用意します。サバ缶のサバを食べやすくほぐし、大根おろしと千切り大葉と刻み海苔をのせ、ライムの搾り汁(レモンやゆず、シークワーサーなどでもOK)、そこに醤油とごま油をかけます。好みで七味をふりかけてもおいしいです」

9位 黒豆、チーズ、無塩ナッツのおつまみ

「チーズ(タンパク質)、蒸し黒豆(タンパク質、ビタミンB群、亜鉛)、アーモンド(タンパク質、ビタミンB群、亜鉛)、オリーブオイルを使用します。チーズとアーモンドを食べやすくカットし、黒豆と混ぜてオリーブオイルと塩少々加えて和えたおつまみ。蒸し豆は茹でていないため、栄養の損失が少ないのが利点です」

10位 甘酒とバナナのスムージー

「材料は、甘酒(ビタミンB群、アミノ酸)、ヨーグルト(タンパク質、ビタミンB群)、バナナ(ビタミンB群、亜鉛、ビタミンC)、きな粉(タンパク質、ビタミンB群、亜鉛)。砂糖や甘味料は加えず、食材の甘味だけで味わいます」

日本人はなぜカツラをかぶりカツラを否定するのか

 日本人が外国人と比べてハゲにこだわるのはなぜなのか。「美USUGE研究家」の松本圭司氏(カルヴォ代表)に聞いた。

 カツラをかぶる根底には「恥の文化」があるからでしょう。日本人は、世間の視線に敏感です。海外に比べても、清潔感だったり、みっともない、ぶざま、といったパッと見で判断しやすい外見に執着し、他人のことも評価しがちです。

 また、日本人は「世間」が行動様式の判断になる国民性なので、外国人と比べて個が確立していません。そのため当事者自身も髪が薄いことを「仕方ない」と思えず、「おじさん」とくくられます。年齢を重ねることに劣等感を覚え、若さへの執着が強いと思いますね。

 だから当事者にとっても、人に見られることだけでなく、自尊心や自己肯定感を保つ道具として、カツラや増毛をするわけです。

 では、カツラがなぜ攻撃されるのか。男性のハゲは一定の割合で存在するので、マイノリティーではありません。

 人とは違う外見であり、世間がおちょくれるギリギリのゾーンに存在しているのです。女性でいえば「ぽっちゃり」が当てはまるかもしれません。

 先述したように周囲から見て“みっともない”ものに執着する国民性ですから、取り繕っていることがわかりやすいカツラには厳しく、否定してしまうのです。

 日本でも、個性として、“味がある”と受け止められる社会になればステキですね。

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