“泉田裕彦の乱”はどうなる…星野伊佐夫氏(自民党・長岡支部長)裏金要求の生々しいやり取り
「民主主義の根幹をなす選挙において、お金で票を買うようなことはあってならない」
10月の衆院選で「2~3千万円の裏金要求をされた」ーーとの仰天情報を突然、ツイッターに投稿し、政界や司法関係者を驚かせた自民党の泉田裕彦衆院議員(59=新潟5区)が1日、衆院議員議員会館で会見を開き、コトの経緯について詳細を明らかにした。
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この日、会議室に集まった約30~40人の記者やカメラマンを前に終始、穏やかな表情で質疑応答に答えていた泉田議員。冒頭に報道陣に配ったB5版の2枚の資料には、裏金を要求してきた人物について「星野伊佐夫自由民主党長岡支部長」と明記され、さらに日時・場所については「令和3年9月4日星野伊佐夫新潟県議会議員の自宅において」とあった。
星野県議とは自民党の新潟県連元会長のことだ。元新潟県知事だった泉田議員が「知事選の時からお世話になっている人」と言い、新潟県内の選挙で「絶対的に影響力がある人」(泉田議員)という。その星野県議は地元メディアなどの取材に対し、今回の告発について「まったくの事実無根」と否定しているようだが、泉田議員は会見で、1時間弱にわたって2人の間で交わされた生々しいやり取りを説明。録音の反訳を抜粋した文面を読み上げつつ、「(星野県議から)2000万円や3000万円をもったいながったら、人生終わるよ。そこなんだよ、というお話がありました。いちいち警察に報告するわけじゃないんだから、という発言もありました」と暴露した。