安倍元首相が謎の「官邸押しかけ」20分 “権力喪失”で勝手に自己顕示のハタ迷惑
謎のセレモニーだ。安倍元首相が30日、岸田首相を官邸に訪ね、20分ほど会談。岸田首相はエントランスホールに出向き、“キングメーカー”をお出迎え。自民党最大派閥・清和会の会長就任のあいさつとして安倍元首相が面会を申し入れたそうだが、約2週間前にも議員会館の自身の事務所に面会を希望した岸田首相を呼びつけ約30分、みっちり話し込んだばかりだ。
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この時、すでに安倍元首相は派閥会長に収まり、「就任あいさつ」は済ませたはず。なぜ、安倍元首相は記者団に見せつけるように、わざわざ官邸に押しかけたのか。
「党内人事などを巡り、安倍さんは岸田総理に邪険にされているとの思いがある。そのため、最大派閥の数の力を見くびるな、と言外に脅したのでしょう。総理は先月11日に今回と同様に菅前首相を出迎え、新型コロナ対策への協力を要請。甘党の菅さんのために好物のどら焼きまで用意する異例の“おもてなし”でした。安倍さんには『菅よりも格上』との意識もあり、官邸に行けば菅以上にもてなすよな、と総理を試したのかもしれません」(自民党関係者)