80年代に大流行! 懐かしくて新しい「バナリパ」のサファリTシャツ
80年代の終わりごろから90年代初頭にかけて、動物の写真がプリントされたTシャツが爆発的に流行したことを覚えているだろうか。図鑑のようなゾウやライオン、キリンにシマウマなど野生の動物たちの姿を大胆に切り取って、Tシャツというシンプルなアイテムで着るのがワイルドで斬新だった。その野性的なTシャツをリリースしていたのが「バナナ・リパブリック」、通称「バナリパ」だ。
30年前、どうしてもバナリパのフォトプリントTシャツが全種類欲しくて、サンフランシスコへ飛んだ。日本ではTシャツしか展開されていなかったので、てっきりTシャツのブランドだと思っていたら、ジャケットやシャツ、パンツまで揃うトータルブランドと知って驚いた。結局、Tシャツは一枚も買わず、ジャケットとシャツとパンツとバッグをひと揃え買って帰国した。
1978年にサンフランシスコで創業したバナリパは、旅やサファリといったモチーフを得意としている。2005年に日本に正式上陸したが、それ以前はセレクトショップなどで取り扱われていた。本国ではどこのモールにもある巨大なチェーン店だが、洗練されたサファリスタイルとでもいうべきか、街着のレベルでワイルドさを感じさせるコレクションは国籍はもちろん、年齢、性別を問わず着られるアイテムが多かった。いまではカジュアル・ラグジュアリーというカテゴリーにあり、サファリスタイルはさらに洗練を増している。