防衛省が“口だけ先手”岸田首相に恨み節…ワクチン接種予約殺到「なぜウチだけ忙しい?」
新型コロナ・オミクロン株の感染拡大を受けて再開した自衛隊のワクチン大規模接種に申し込みが殺到し、防衛省の担当者は「なぜウチだけ忙しいのか!?」と悲鳴を上げている。
岸田「口だけ先手」首相の再開表明は1月11日。昨年の接種会場の片付けも終わっておらず、まさに「寝耳に水」。それでも人繰りが厳しい中、1月中の再開に向け急ピッチで準備し、同31日に東京会場で接種開始にこぎつけた。ただし1日当たりの接種数は昨年の1万人から、当初は約700人、1週間後に約2000人と大幅な縮小を余儀なくされた。
予約は初回が9分、2回目も15分で埋まる“人気”ぶり。接種ペースを上げたい岸田首相の意向で、接種開始3日目には約5000人への拡大も決められた。自衛隊と同じモデルナ製ワクチンが避けられる傾向にあり、枠の余裕が目立つ自治体接種とは対照的だ。「選ばれなくなれば、接種環境が整った証しだ」と自治体接種の本格稼働を待ち望む職員もいる。