老後の生活が不安…国民年金やiDeCo(イデコ)はいつ受け取ればいい?
滝田實さん(56歳・仮名)は、「仕事を辞めたいけど、厚生年金は貯めたいから辞められない。これから定年の60歳まで働いて貯めても、年金はいくら受け取れるのか……」と嘆いています。
滝田さんのように50代後半になると一気に将来の年金への不安が高まってくる人が多いようです。
国民年金だけでは足りないと不安に感じている人が、個人で年金を貯めて所得税、住民税が軽減でき、運用収益が非課税になるiDeCo(イデコ)への関心が高まっています。
■加入年齢や需給時期は引き上げられたが…
受給開始年齢は75歳までに引き上げられ、加入は64歳まで引き上げられました。
でも、滝田さんは、定年後まで払い込みたくないそうです。
「すでに2022年度から公的年金である国民年金が、75歳から受給も可能になったから、むしろ個人では50代後半から受給開始したい」と言います。