久々の「小沢一郎節」東京で炸裂 立憲を取り巻く状況の厳しさにじませ、岸田政権を批判
参院選公示前から、地元岩手県など“水面下に潜って”自身に近い候補の支援に動いていた小沢一郎衆院議員が、6月30日、東京都内に姿を現した。
立憲から比例区に出馬している小沢グループの現職・青木愛候補が北区の公共施設「北とぴあ」のホールで開いた個人演説会に登場。100人ほどの支援者の前で“小沢節”をぶった。
「野党の状況を見ると、非常に厳しい選挙だ。(立憲の)党勢が上向かない中での選挙戦を、みんな懸命に頑張っている」
メディアの序盤の情勢調査では与党が「圧勝」だった。小沢氏は10分ほどの演説の端々で、立憲を取り巻く状況の厳しさをにじませた。そして、岸田政権を批判。
「今の自公の政治で問題なのは弱肉強食の新自由主義。世界では既に『古い』とされているのに、日本ではそれが政治の根幹をなしている。われわれやかつての自民党政治とも相反する。国民生活を等しく支え、より良い明日を実現するのが政治だ」
5月に傘寿を迎えた小沢氏だが、まだまだ意気軒高だ。