参院選前の見切り発車で穴だらけ! ややこしすぎる「節電ポイント」4つの大問題

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 麻生内閣の「家電エコポイント」、安倍内閣の「GoToイート予約ポイント」、そして岸田内閣の「節電ポイント」。政府はやたらとポイント配りがお好きなようだが、なぜ「値下げ」でなく手間の多い「ポイント還元」にしたのか。ポイント事業を請け負う会社は潤うだろうが、仕組みは複雑で、本当に節電が必要な時には間に合わないという支離滅裂だ。

 ◇  ◇  ◇

【その1】ポイント還元をやっていない電力会社がある

 アベノマスクに続く天下の愚策「節電ポイント」が今始まろうとしている。なぜ素直に「始まった」と書けないかというと、節電ポイントの取り組みを発表しているのが、東京電力、中部電力、東京ガスなどごく一部の電力供給会社に限られるため。まだやっていない関西電力や九州電力などもいずれは制度を整えてくるだろうが、時間的に考えて最も節電が必要とされる7月のスタートには間に合わない。

 そもそも節電ポイントは、電力会社などが各自で行っている節電キャンペーンに政府が乗っかり、ポイント還元を上乗せしようというもの。ポイントは電力会社によって異なり、東京電力の場合は1キロワット時の節電で5円。TポイントやWAONポイントで支給される。仮に月約260キロワットを使うモデル家庭が、政府の目標とする3%節電を達成すれば月39円分のポイントが還元される。一応、これに政府の上乗せ分が加わるはずだが、その内容はまだ決まっていない。

 もちろん、参院選があるので見切り発車したのがミエミエだが、本気で節電に取り組んでもらおうとしているのか、その姿勢にすら疑問が残る。

「しかも東京電力の7月の節電キャンペーンの申込期限(6月20日)はとうに過ぎています。いま申し込んだとしても、次は8月のポイント還元になります」(ジャーナリスト・中森勇人氏)

 やっぱり最も節電が必要な7月には間に合わないようだ。東京電力の節電キャンペーン期間は9月まで。やはり政府は本気で節電させる気があるのだろうか。

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