志茂「HOT LAND みどり湯」ヒノキ香るサウナは90度強でリラックス効果抜群
HOT LAND みどり湯(東京・志茂)
東京メトロ南北線志茂駅2番出口から歩いて1分。志茂銀座通りにある銭湯「みどり湯」は昭和20年代末の創業で、25年前にリニューアル。「ホットランドみどり湯」として生まれ変わり、元商社マンで現在の3代目が引き継いでいる。サウナはそのときに新設したそうだ。
受付で入浴料480円(8月からは500円に変更予定)とサウナ代380円(タオルセット付き)を払うと、奥にはカウンターとビールサーバーが見える。ととのったら、ここで一杯飲もう。
さてここ、男湯の方が女湯より広いのだが、女性の要望を受け、交代制に。男性は男湯を2週間使うと、次の1週間は女湯になる。取材で訪れたときは、通常女湯が男湯の日だった。
オフホワイトのシンプルな浴場に入ると、まずは40度のリラックスバスでのんびりする。その端には電気風呂が。低周波電気の強さがほどよく、いい気持ちで腰が楽になった。
ジェット泡の3種類は、一つずつジェット泡が当たる部位が異なり、強さも変わる。中でもジェットスリム湯は最強で、ゴゴゴと背と腰の筋肉を刺激する。女性がエステに通う気持ちが分かった気がする。
ルンルン気分で次はエステブローを体験へ。これは女湯ならでは。まずは右側のエステブローは、腰と足裏が優しいジェット泡に包まれてほんのりする。左側のエステブローに横になると、何と腰と股間にジェット泡が! えも言われぬ快感に驚いた。
ドアで仕切られた別室には岩風呂と薬湯を備えている。岩風呂は、“つかるサプリ”エプソムソルトの湯がかけ流しで42度。まさに塩漬けで汗がじんわりと出る。
この日の薬湯は発汗ゲルマニウム風呂で、濃い紫色の湯に入ろうとしたら、段差が見えず足を踏み外し、「どわー」と前のめりに。先客の金髪ピアスにパッと腕をつかんでもらい、“流血事故”を免れた。年配を哀れむ冷たい視線に心の中で「ありがとう」。
せめて肌は若返ろうと美肌効果のあるゲルマニウム湯で顔を洗い、全身どっぷりつかってツルツルになったところで、サウナだ。