著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」「陰謀論と排外主義~分断社会を読み解く7つの視点~」などの共著も多数。

「パナウェーブ研究所」は大学助教授の死亡で5人逮捕…19年前に白装束で世間を騒がす

公開日: 更新日:

 筆者は06年に五太子町を訪ねたが、施設は白い布で覆われ、中をうかがい知ることはできなかった。白装束で犬の散歩をしている信者がいたが、犬に白布は巻かれていなかった。

 施設から100メートルほど離れた道路に車を止めて写真を撮っていると、信者からこう言われた。

「クルマに電磁波が反射して千乃会長を攻撃している。千乃会長はいま具合が悪いので、立ち去って欲しい」

 筆者のせいではないと思うが、この12日後に千乃は死去。その後、五太子町の施設は白布が取り払われ、パナウェーブ研究所は消滅した。施設は普通の民家のような装いに変わって今も残っている。

 千乃正法会は存続していて、数年前に訪れた際は表札に同会の出版社の名が掲げられていた。千乃正法会の現在の活動状況は不明だが、ブログは更新を続けている。そこにはチャネリングによって得た宇宙人などからのメッセージのほか、トランプ前米大統領を支持するQアノンの陰謀論メッセージが掲載されている。トランプはカルト集団の間で大人気なのだ。 (一部敬称略)

 この記事の関連【動画】もご覧いただけます。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子の日テレ新番組は厳しい船出…《NHKだったから良かっただけのアナ》とガッカリの声

  2. 2

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  3. 3

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  4. 4

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  5. 5

    目黒蓮のGW映画もヒット確実も…新「スタート社の顔」に潜む “唯一の落とし穴”

  1. 6

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  4. 9

    宮舘涼太は熱愛報道、渡辺翔太はSNS炎上、目黒蓮は不在…それでもSnow Manの勢いが落ちない3つの強み

  5. 10

    佐々木朗希に芽生えた“かなりの危機感”…意固地も緩和?マイナー落ち、トレード放出に「ヤバいです」