「夏休みの宿題」ササっと終わらせる派が9割! イマドキの小学生が“計画的”なワケ
都内の小学校教諭もこう口を揃える。
「今は多様性の時代ですからね。工作にしても子供同士で競わせないし、好きにやらせます。例えば〈牛乳パックで何か工作を〉とテーマを決めたら、〈ウチの子は牛乳アレルギーなんで〉というクレームが入る恐れもありますから……」
前出のアンケートによると、最後まで残りがちな宿題のトップは「読書感想文」(43%=複数回答)だが、それも、いまだに“お金”で解決する親がいるようだ。
「文科省が2018年、フリマアプリの運営会社に売買禁止を要請した宿題代行も、ネットで検索すれば、すぐに10社以上は見つかる。読書感想文は1文字6円が相場、原稿用紙2枚で4800円です。夏休み終了間際になると5割程度の割増料金を取られますが、それぐらいなら払う親がいるから成り立っているわけです」(業界関係者)
最悪、宿題を忘れたところで、カツオ君のように廊下に立たされる時代でもない。
「1週間ほどの猶予はもらえるようですね。中には休み明けに友達の自由研究の内容を見定めてからやり始めて、〈この程度でいいか〉と適当に提出する子供もいるそうです」(柏木理佳氏)
素直に先生に怒られるカツオ君が可愛く思えてくる……。