円安と鋼材価格アップのWパンチ! 年内1ドル150円突破&さらなる値上げ直撃の衝撃度

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 2日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=140円40銭台まで急落し、1998年8月以来24年ぶりの安値を更新した。これで年初からの下落幅は25円を突破。米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げが今後もしばらく続くとの観測から、日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いの動きが加速した。

 帝国データバンクの調査によると、10月に食品の6500品目で値上げが予定されている。10月が今年のピークとなり、11月以降は、いったんは収束する気配をみせていたが、円安の進行で、雲行きが怪しくなってきた。

「10月までの値上げは1ドル=140円を超える円安を想定しておらず、企業が追加値上げを打ち出す可能性が出てきました。FRBは9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続となる0.75%の利上げに踏み切る公算大。市場では年内に1ドル=150円を突破し、160円に迫る円安がささやかれています」(経済ジャーナリスト・井上学氏)

 さらに、気がかりなのが鋼材の価格上昇だ。日本製鉄はトヨタ自動車に納入する鋼材価格の交渉で過去最大とみられる値上げで合意。下期は上期に比べ、1トンあたり約4万円アップする。

「鉄は建材から日用品まで幅広く使われており、車向けに限らず、あらゆる鉄製品の価格が大幅に上昇します。円安も含め、年末に向けて、大きな値上げの波がやってくる可能性があります」(井上学氏)

 懐が寒い年の瀬になりそうだ。

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