“市民ファーストの”明石・泉市長が政界引退を決めたワケ 「自民党は泉さんが大嫌い」と議会関係者

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《暴言は許されることではないが……》。市民の間には困惑が広がっているらしい。12日、来春の任期満了を持って政治家を引退することを明らかにした兵庫県明石市の泉房穂市長(59)に対してだ。

 泉市長は自身に対する問責決議案を提出する動きを見せていた市議に対し、「選挙で落としてしまうぞ」などと発言したことが大々的に報じられ、「暴言市長」「民主主義に対する冒とく」と火だるま状態に。12日の本会議で問責決議が賛成多数で可決されたことを受け、「暴言の責任を取る」として引退を決めた。

 3年前にも、職員に「火をつけてこい」などと暴言を吐いたとして問題になり、市長を辞職したものの、出直し選挙では「圧勝」。市民から「高い評価」を受けていた泉市長が特に力を入れていたのは「子育て支援策」だ。

「泉市長は、正規職員の削減や、市長・職員の給与カット、事務事業の見直しを進める一方、捻出した資金を子育て策に回した。医療費は高校生まで無料、保育料は第2子以降の全員無料、おむつ代は満1歳まで無料――など、様々なアイデアを出し、結果、2020年の国勢調査では人口が8年連続で増加して30万人を達成。出生率も1.70と全国の1.42を大きく上回る状況となりました」(市政担当記者)

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