岸田首相「大臣規範」無視で政治資金5億円荒稼ぎ ルール破りは“G7饅頭問題”だけじゃない
広島サミットのロゴ入り饅頭を「政治資金パーティー」で配っていたことが発覚し、「政治利用だ」と批判されている岸田首相。そもそも総理大臣が政治資金パーティーを開くこと自体“禁止”されている。なのに、27日の参院本会議で追及されてもノラリクラリ。フザケた態度だった。
「パーティーについて特に定められた基準はない」
本会議でパーティー開催の是非を問われた岸田首相は、こう言い放っていた。
しかし、岸田首相が開いたパーティーが「大臣規範」に反しているのは、紛れもない事実だ。2001年に政府が閣議決定した大臣規範は「国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」と定めている。「大規模パーティー」については明確な基準はないが、政治資金規正法で「特定パーティー」と呼ばれる収入1000万円以上のパーティーについては、「自粛する暗黙のルールがある」(永田町関係者)。
しかし、岸田首相は、この大臣規範を「どうでもいい」と思っているフシがある。日刊ゲンダイの調べで、首相就任後や外務大臣時代、大臣規範を無視し、大規模パーティーで“荒稼ぎ”していたことが分かった。