衆院山口4区補選“安倍後継”吉田真次氏の勝利に黄信号…昭恵さんのひと言に林派が激オコ

公開日: 更新日:

 4月23日投開票の衆参5補欠選挙。うち2つが行われる自民の岩盤選挙区・山口で異変が起きている。安倍晋三元首相の後継として、昭恵さんが主導して山口4区に擁立した前下関市議の吉田真次氏(38)の勝利に黄信号がともったというのだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

 背景には次の総選挙での「新区割り」がある。山口の選挙区は現在の4から3に減区となる。下関市を含む新3区を林芳正外相も狙っていて、吉田氏が補選で当選すれば、2人の間での調整が必要だ。

 もともと下関では、市議会を含め、安倍派VS林派の激しい対立があり、既に新3区をめぐって火花が散っているのだが、そんな中、昭恵さんのひと言が林派の逆鱗に触れたという。

「8万票取れば林さんも入ってこれない」

 地元紙・中国新聞で、昭恵さんが後援会幹部にこう語ったと報じられた。前回21年の衆院選で安倍が獲得した8万票を目標とし、新3区を林派に明け渡さない、という昭恵さんの強い意思。これを知った林派は「だったら補選で吉田氏を応援しない」となり、投票に行かずに寝てしまいかねないという。

 加えて、山口のもうひとつの補選、2区の状況も影を落とす。2区には安倍の実弟・岸信夫前防衛相の引退にともない、岸の長男・信千世氏(31)が出馬するが、「減区で不利にならないよう、4区の吉田氏より得票率で上回らなければならない」(地元関係者)と組織はフル稼働。とても4区の活動に手が回らず、岸家の支援なく昭恵さんは戦わなければならない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

  2. 2
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3
    山川穂高謹慎で電撃トレードの現実味…ジリ貧の西武が狙う巨人、阪神の“野手5人”の名前

    山川穂高謹慎で電撃トレードの現実味…ジリ貧の西武が狙う巨人、阪神の“野手5人”の名前

  4. 4
    “5人のキンプリ”有終の美に水を差す…ティアラの暴走と、カウアン氏の平野紫耀を貶める暴露

    “5人のキンプリ”有終の美に水を差す…ティアラの暴走と、カウアン氏の平野紫耀を貶める暴露

  5. 5
    たけしが最後の伴侶に…悪評ふんぷん18歳年下妻の“素顔”

    たけしが最後の伴侶に…悪評ふんぷん18歳年下妻の“素顔”

  1. 6
    ガッキーを追い込んだのは錦戸亮か…明るみになる“ゲスな過去”

    ガッキーを追い込んだのは錦戸亮か…明るみになる“ゲスな過去”

  2. 7
    東山紀之は結婚報告会見で妻・木村佳乃の名を出さなかった

    東山紀之は結婚報告会見で妻・木村佳乃の名を出さなかった

  3. 8
    元Jr.が実名激白!「東山はジャニー氏側近中の側近。性加害を知らないはずがない」

    元Jr.が実名激白!「東山はジャニー氏側近中の側近。性加害を知らないはずがない」

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    ジャニー喜多川氏の性加害問題…30年以上告発してきた元Jr.が推測した衝撃の被害者数

    ジャニー喜多川氏の性加害問題…30年以上告発してきた元Jr.が推測した衝撃の被害者数