「堤柳泉」100度弱の室内には熱さ増す“おこもりスポット”が 体育座りでもう一丁!
堤柳泉(東京・千束)
日比谷線三ノ輪駅3番出口から東京スカイツリー方向に歩いて10分ほど。“見返り柳”を過ぎた路地にある「堤柳泉」は1950年創業。92年にビル型銭湯になった。
青空色ののれんをくぐり、2階フロントで入浴料500円、サウナ代300円、タオル代150円を支払う。
「店名は、地元の名物からとっています。隅田川の土手の“堤”、見返り柳の“柳”、清らかな水の“泉”です」と快活な3代目店主梅澤重成さん。フルマラソンで3時間切りを達成したマラソン好き。のれんにランナーマークが描いてあるのはそのせいか。
白タイル貼りの静かな浴場の湯は、すべて地下約85メートルから湧出する浅草天然温泉。多くは42度で肌ざわりがサッパリとしている。
バイブラの白湯は、冷水枕で尻や太ももなどにジェット泡を受ける2床と、背中に強力ジェット泡を受ける1床。その背中側の壁には、3代目が結成したマラソンクラブ「ふろとも」の写真が飾られている。メンバーは38人。「みんなで走るときは楽しく、個人はガチで」がモットーとか。
日替わり薬湯は、この日は森林浴の湯。その向かいに個室風呂「もや」があり、ここだけ44度。2人分ほどの広さを独占状態でラッキー。