肉や野菜を「硬水」で煮るとおいしくなるのはなぜ?「軟水」の日本に適した料理は?

公開日: 更新日:

〈エビアンで煮込むと牛肉は柔らかくなり、じゃがいもは煮崩れしない〉

 X(旧ツイッター)の投稿に3.4万いいねがついている(2日現在)のが、料理の際に水の硬度が食材に及ぼす影響について。これは、肉や野菜などの煮込み料理にはある程度硬度の高い水が適している、という論文が元になった投稿だ。

「『海外で昆布ダシをとったら味が薄かった』『パスタがうまく茹でられない』などと耳にすることがありますが、日本の水道水やミネラルウオーターは沖縄などを除き軟水がほとんど。欧州などは硬水が多く、水の硬度は場所ごとに異なり、料理の出来に水が影響を及ぼすことは意外と知られていないようです」(料理家でライターのよしだゆみさん)

 水の硬度によって料理のおいしさが変わることを初めて知ったという声も聞かれる。

 そもそも硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量から算出される値。WHO(世界保健機関)の基準では、硬度0~60ミリリットル未満を軟水、60~120ミリリットル未満を中程度の軟水、120~180ミリリットル未満を硬水、180ミリリットル以上を非常な硬水としている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”