結果を焦る人に最も必要なもの…「歴史」と「愚直さ」がエネルギーになるワケ

公開日: 更新日:

 何かの目標に向かって努力している時に、結果が早く出ないと焦ってしまうことはないだろうか? そんな時にどんな考えを持てばいいのか。自費出版から異例の全米ベストセラーとなった『THINK STRAIGHT』の邦訳版で、意思決定のスキルや集中力、精神の明晰さを手に入れるのに役立つ考え方やテクニックを盛り込んだ『まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり』(サンマーク出版)から一部抜粋、再構成してお届けする。

◼️結果が早く出ないと不安になる人へ

「広い視野で物事をとらえる」ことの大切さについて見ていこう。特に、人生で何か意義のあることを成し遂げるのに必要な「時間」という観点から考えていく。

 広い視野が大切なことは誰もがわかっている。ただ日々の生活に追われ、広い視野を失ってしまうことがよくあるだけだ。そこで、まずあなたに質問だ。あなたは現在、どんな目標に向かって努力しているだろう?

 この質問に、「今は起業に向けて努力している」と答える人もいるだろう。あるいは、「わからない。特に目標はないんじゃないかな」と答える人もいるかもしれない。あなたが前者のグループに入るなら、早く目標を達成したくてたまらないだろう。後者なら、早く目標を見つけたいかもしれない。

 たいていの人は、早く結果が出ること、早く答えが出ることを望む。しかし、まわりの人の人生を観察してみればわかるように、現実の世界でそうなることはめったにない。実際のところ、すべてのことは予想したよりも長く時間がかかるものだ。

 50代になって初めて自分の天職が見つかる人もいる。それはつまり、人生を捧げたい何かが見つかるまで、ただ待っていたほうがいいということだろうか? それを望む人は誰もいない。しかし、多くの人が実際にそういう人生を送っている。

「人生でやりたいことがわからない」と、多くの人が言う。しかも、それが悪いことだと信じているようだ。「やりたいことが見つからないなんて最低だ」と。なぜそんなふうに思うのだろう? それが悪いことだと決めつける必要はまったくない。「私は自分の欲しいものがわからない」と、ただ事実をそのまま言えばいいだけだ。それ自体は、いいことでも、悪いことでもない。ただ、現状のあなたがそうだというだけだ。

 欲しいものがわからないからといって、あるいは目標に向かってもう何年も努力しているからといって、あなたの人生が無意味だというわけではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    税収が前年度比「9兆円増」の異様とカラクリ…恩恵なく生活が苦しい庶民から飛び交う怨嗟の声

  2. 2

    高市首相が今上陛下を「こんじょうへいか」と呼んだのは「不敬」なのか?

  3. 3

    スマホ注文の「モバイルオーダー」はなぜ普及しないのか…マックやスタバでレジに行列ができる理由

  4. 4

    日本の女性差別を国連も憂慮…高市首相は女性のはずなのに、なぜ女性・女系天皇に反対なのか

  5. 5

    意外と批判は少数?「めちゃウザい」「お前イエローや!」本田圭佑の“言いたい放題W杯解説”はなぜウケた?

  1. 6

    小室圭氏実家はポリスボックスで過去に物議…旧宮家の養子案「皇族になれる資格を持つ人間」が増えたら危惧されること

  2. 7

    なぜ女性天皇はダメなのか?旧宮家の養子案そのものが、女性・女系天皇を阻止するために生まれたものだ

  3. 8

    高市首相の“悲願”消費税減税「2年限定」の落とし穴 2029年は増税ショックと物価高のWパンチが庶民生活を襲う

  4. 9

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

  5. 10

    今や65歳以上の4人に1人が働く社会に…再雇用は当たり前、社員と同一労働、同一賃金への見直しも進む

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ