「不登校は心の病です」日本初の不登校専門クリニック院長がズバリ! 治療法はあるのか?
文科省によると小中学校の不登校児が約30万人と過去最多を記録。全国の児童数は約922万人だから30人に1人が不登校ということになる。理由を生活習慣の乱れや、いじめ、教育システムの崩壊とする声がある一方、「精神疾患が原因である可能性も高い」と言うのは日本初の不登校専門クリニックをうたう出雲いいじまクリニック院長の飯島慶郎医師だ。不登校を引き起こす心の病とは? 治療法はあるのか? 詳しく話を聞いた。
【Q】精神疾患が原因の不登校児の数は?
【A】全体の数や割合は分かりませんが、これまで私がクリニックで診療した130人の不登校児(強い行きしぶりも含む)のうち98.5%が何らかの精神疾患を原因としていました。病気でなかったのは2例のみ。1例はいじめのケースで、もう1例はスマホの見過ぎで朝起きられなかったケースでしたが、スマホ依存症ではありませんでした。
原因の疾患として最も多いのがうつ病で33.1%、次が不安障害で29.2%。一般的に多いとされる起立性調節障害は3.1%で当院では原因の5番目です。ただし、これらは不登校の直接的な原因になった疾患を示したもので、病気が複数存在することもよくあります。例えば、不登校児のうち発達障害の特性を持つ子どもが全体の52%いました。発達障害特性そのものが不登校の直接の原因になるほか、過敏性やストレス耐性の低さからうつ病や不安障害など他の精神疾患を併発し、その結果、不登校をきたした事例も非常に多くありました。
このように不登校には多くの精神疾患が隠れており、不登校そのものを精神疾患の「症状」ととらえる視点が必要です。
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