英国で珍事! 法律事務所のPC操作ミスで別の夫婦が離婚成立、高等裁判所は修正認めず賛否両論

公開日: 更新日:

 離婚訴訟で有名な英国の大手法律事務所で起きた珍事だ。パソコンの操作ミスが原因で別案件の離婚訴訟の手続きをしてしまって離婚が成立! 過ちに気がついて修正しようとしたが、担当する高等裁判所が頑として修正を認めず、賛否両論を巻き起こしている。

 問題が起きたのはロンドンのバーダグ法律事務所で、事務員がPCのプルダウンリストから案件を選ぶ際にミス。

 間違われた夫婦も離婚に向けて手続きを進めていたが、財産分与などの金銭面の協議がまだ決着しておらず、“仮条件”の状態で離婚が成立してしまった!

 事務所は2日後にミスに気づき、離婚成立の無効を高等裁判所に申し立てたが、「最終的離婚命令から生じる確実性および最終性を尊重し、その状態を維持することに重要な公益がある」として申し出を却下した。

 事務所経営者で「離婚訴訟のディーバ」を自称するアイシャ・バーダグさん(写真=インスタグラムから)は、「国家は事務上のミスを理由に人びとを離婚させてはいけません」としたうえで、「わが国の法制度の正義は『意図の原則』によって支えられています。離婚する側には意図がなければならないのです」と主張した。

 皆さん、どう思われます?

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘