【さか井】(京都・烏丸)「もうトシもトシだから」と笑うも3代目に譲るつもりナシ

公開日: 更新日:

穴子の姿寿司も人気

 サバは軟らかく、出汁が効いたご飯との相性もピッタリ。

 もうひとつの人気は、穴子の姿寿司(2300円)。こちらは好漁場の大阪・泉州から取り寄せる。醤油、酒、砂糖などで5分間炊いて特製のタレをかけ、ご飯との間にのりを敷く。

「のりは接着剤の役目もあるんよ」(和美さん)

「糊だけにね」(繁夫さん)

「もう記者さん、『ノリがええなあ』と言ってくれなきゃ」(和美さん)

 こりゃ失礼しました。

 阪急京都線烏丸駅から徒歩3分とあり、取材日は午後5時の営業終了を待たず午後2時過ぎには売り切れ。その後、40分ほどの滞在中に4人の客が訪れ、一様に肩を落としていた。

「作り置きは絶対せず、注文を受けてから作るの。おいしいものは材料に手間とお金をかけないとダメ。おかげさまで昼時には行列ができるほど忙しいんよ」(和美さん)

 閉店など考えず、2人にはまだまだ現役でいてもらいたいものだ。

(住)京都府京都市中京区高倉通錦小路下ル西魚屋町592
(℡)075-231-9240
(営)11時30分~17時
 不定休

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  2. 2

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    市船橋(千葉)海上監督に聞く「高校完全無償化で公立校の受難はますます加速しませんか?」

  5. 5

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  1. 6

    プロ志望の健大高崎・佐藤龍月が左肘手術経てカムバック「下位指名でものし上がる覚悟」

  2. 7

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  3. 8

    石破首相が「企業・団体献金」見直しで豹変したウラ…独断で立憲との協議に自民党内から反発

  4. 9

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない