キャリア官僚がエリートだった時代は終わり…立命館大学が合格者数3位の大躍進

公開日: 更新日:

■立命館大学が2013年から試験対策講座を開講

 立命館大学では国家公務員総合職にチャレンジする学生を積極的にサポートしている。現役のキャリア官僚を招いて、1、2年生を対象に講演会やディスカッションなどを開く『立命館霞塾』を2013年から実施している。3年生からは法文系、技術系、心理系などに分けて試験対策講座を開講している。また奨学金制度がある、国家公務員総合職試験場が大阪にも設けられているなど、立命館大学のキャリア希望者にはさまざまな就活関係のコスパが良いこともプラス要素だろう。
 ただ総合職試験に合格しても採用決定でなく、官庁訪問をして、面接を受けた結果によって正式採用になる。面倒で長い就活活動を強いられるのだ。

 はたして職場のブラックなイメージが広がり、長時間労働で賃金も安く、魅力を失いつつあるキャリア(総合職)になるメリットは、何だろうか。野心家は、地方自治体首長への近道と考えているのであろう。しかし最近は、パワハラ問題で報道されている兵庫県の斎藤元彦知事ではないが、以前より社会の目は厳しくなっている。キャリア官僚がエリートだった時代は確実に去ったのだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩