大阪・曽根崎署が「東京ブギウギ」替え歌で特殊詐欺防止ソング! 作曲・服部良一の孫も全面支援

公開日: 更新日:

 昨年の被害額は約36億円──。特殊詐欺被害が東京に次ぐ全国ワースト2の大阪の警察署が、ユニークな特殊詐欺被害防止の替え歌を作成した。

 タイトルは「サギシャットアウト・ブギウギ」。

♪特殊サギサギ~還付サギサギ~サギはいろいろあります♪~と、NHK朝ドラでも話題となった名曲「東京ブギウギ」のメロディーに乗せ、詐欺の具体事例を挙げながら、被害防止を呼びかける。

「大阪府内では特殊詐欺が増加していて、先月にはすでに昨年の被害件数を超える勢いなんです。“これはもう予断を許さない状況”だということで署員らがアイデアを出し合い、これまで特殊詐欺に関心のなかった人たちにも啓蒙できる方法を考えました」(大阪府警曽根崎警察署の北川龍・生活安全課長)

 65歳以上が被害者の9割を占めている背景を鑑み、「(そうした年代の)耳に届く方法はないかと考え、耳なじみの深い東京ブギウギの替え歌を作ろうということになりました」(北川課長)。

 替え歌作成にあたって苦労したのが権利関係。作曲した故・服部良一氏の楽曲の権利関係を調べたところ、権利を有する会社から思わしい返事はもらえなかったという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手