コンビニから消えゆくイートインと雑誌書籍スペース…アパレルやクレーンゲームらが新機軸に

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 大手コンビニのファミリーマートは、全国約7000店舗に設置するイートインスペースを2000店舗で削減し、順次商品売り場への変更を進める。イートインは購入した商品の飲食のほか、休憩や憩いの場になっていたため惜しむ声が広がっている。

「場所をとる割に売り上げ貢献度が低いスペースを削減する代わりに、売り場面積を増やすのは合理的ですが、やっていい店とそうでない店があると思います。イートインにはコーヒーやパンを買って休憩するなど一定の需要があるので、床面積が広い郊外店舗のほか、立ち食いそばやファストフード需要のあるビジネス立地の店舗の場合、イートイン削減で他店に客が流れることも考えられます」

 消費経済アナリストの渡辺広明氏がこう話すように、同社は条件によってはイートインを継続する店舗もあるという。

「もともと売っているカップラーメンなどの売り場を拡大しても、売り上げ増にはつながりません。昨今は100円ショップなどの影響でガムテープやローソクなど、緊急時に需要のある商品の売り場縮小が目立ちます。こうした日用品のほかに、新たなカテゴリーで需要の掘り起こしが迫られています」(渡辺広明氏) 

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