「赤穂の天塩」が“にがりの塩”にこだわる理由は? 赤穂化成に聞いた

公開日: 更新日:

 年末の風物詩、赤穂藩浅野内匠頭の松の廊下刃傷事件の原因だともいわれている赤穂塩。真偽のほどは定かでないが、赤穂東浜塩田(1626年開墾)をルーツに持つ赤穂化成は400年の歴史を持つ老舗中の老舗。料理に欠かせないあの赤いパッケージの「赤穂の天塩」をはじめ、「天海のにがり」など人気商品の製造販売を行っている。

■9月10日はにがりの日

 また、9月10日を「くじゅう=苦汁(にがり)の日」と制定したのも赤穂化成。赤穂化成が苦汁にこだわる理由とは?

「苦汁は海水を煮詰めて塩を採った後に残る液体のことで、豆腐の凝固剤として使用されています。ここ数年は、苦汁の主成分がミネラル(マグネシウム)であることから、健康・美容のために飲み物に入れたり、料理に使われる方も増えています。『赤穂の天塩』は、世界自然遺産のオーストラリア・シャークベイの天日塩と苦汁を原料とし、播州赤穂にて差塩製法(にがりを戻す)で仕上げています。苦汁成分が含まれているので塩カド(舌を刺激する塩味)がなく、まろやかに感じます」(担当者)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景