「高齢ペットの治療」では、根治を目指すとお別れができなくなるリスクも

公開日: 更新日:

 ところが、そのワンちゃんが治療を受けて飼い主さんと帰宅すると、呼吸がきつくなり、つらそうに見えて、夜間診療を行っている企業体の動物病院を受診。企業体によっては、かかりつけ医を尊重し、一時的なつなぎ治療を行い、翌朝、かかりつけ医への連絡で連携を取ってくれるところもありますが、その企業体は連携が一切ありませんでした。入院です。

■入院で看取りができなくなる可能性も

 翌朝、その飼い主さんからの電話で事情を知りましたが、ハッキリ伝えたことがあります。「それでよいのですか」と。入院すると、看取りができなくなるかもしれないが、それでよいのかという問いです。

 飼い主さんの返事はなく、電話は切れました。その問いを企業体の獣医師に伝えたかどうかも分かりませんが、結局、入院のまま亡くなったそうです。きちんとお別れできたかも分かりません。企業体によっては、面会や看取りができるとは限りませんから。

 企業体がなぜ入院させて治療したのか。治療して助かる可能性を飼い主さんに伝え、それを押しつけて入院させたように思えてなりません。飼い主さんやかかりつけ医の思いを尊重せずにシニアにそこまでするなら、納得できる結果を出してほしいし、できないなら、せめて看取りの概念を理解し、その環境整備に努めてほしいと思います。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  3. 3

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  4. 4

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  5. 5

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  1. 6

    元タカラジェンヌは人材の宝庫か? 礼真琴は「新しい地図」入りして原発ドラマで活躍

  2. 7

    侍J投手コーチに飛び交う悪評「データを扱えない」 “構造的欠陥”も相まり大いなる不安

  3. 8

    パチスロファンからは辛辣な声も多数…『スマスロ 北斗の拳 転生の章2』は本当に“期待外れ”だったのか

  4. 9

    高市首相初訪米での英語挨拶にトランプ大統領「通訳使え」…案の定SNSで蒸し返された“経歴疑惑”

  5. 10

    退社続くフジ女子アナの心理…先輩たちの活躍を見れば、長くしがみつく必要はないと考えて当然