ペットの流動食はかなり高価…飼い主の負担を減らす「裏ワザ」とは

公開日: 更新日:

 ワンちゃんやネコちゃんに慢性的な病気があったり、手術を受けたりすると、エサに流動食を与えることが少なくありません。

 たとえば手術の影響で胃の動きが悪いときには、固形ではないので胃に負担を与えることがありません。腎臓の機能低下でタンパク質や塩分を制限したり、肝臓やすい臓の異常では脂質を制限したりする流動食もあるでしょう。代謝を担う臓器に異常があると、継続的な治療としても効果的。薬と併せて動物病院でさまざまなものを出してもらうこともあるでしょう。

 最近は、液状おやつにあやかっているのか、同じような包装で販売されている商品もあります。小型犬やネコちゃんサイズで1食分が500円ほどとかなり高価です。物価が上昇しているので仕方ないとはいえ、飼い主さんにとっては毎日使うとなると、かなりきついでしょう。流動食はすべて「動物用医薬部外品」で保険対象外です。

 それでも、前述したような事情があるケースには、流動食がとても効果的ですから、飼い主さんの負担を減らす方法がないものか。実は、あるのです。

 症状や用途に応じた療法食があります。これを使う方法です。当院ではジューサーやミキサーなどで水と一緒にドロドロにしたものを保存容器に詰めてお渡ししています。濃度の目安は、ポタージュくらい。水分を少しずつ足して最適な状態に合わせます。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情