著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

「既婚者より幸せ」アメリカの独身女性の半数以上が回答 男女の学歴逆転が理由か

公開日: 更新日:

「もう結婚はいい」「独身で十分幸せ」──。アメリカ女性の過半数がそう考えていることが調査でわかりました。その大きな原因が男女の学歴格差にあることも明らかになり、波紋を呼んでいます。

 アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所が2024年に約6000人を対象に行った調査によると、独身女性の半数以上が「自分は既婚者よりも幸せだと思う」と答えています。この数字は男性の回答3割強に比べずっと高くなっています。

 また23年の別の調査では、女性の48%が「充実した人生を送るために結婚は重要ではない」と答えています。この数字は19年の31%から急上昇しました。

 ではなぜ女性は結婚を重視しなくなったのか? その理由の1つは、男女の学歴格差にあると考えられています。24年現在アメリカでは、25歳から34歳の女性の半数近い47%が大学を卒業しているのに対し、男性は37%。この差は1990年代以降開く一方です。

 つまり女性の方が男性より学歴が高いことが、女性の結婚相手選びを難しくしているというのです。調査では、大卒女性の半数が「独身でいるのは自分の期待に見合う相手が見つからないから」と答えています。ただし「期待に見合う」というのは年収のことだけではありません。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ