“虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由
「生物多様性を保つよう意見書なども提出したが、主催者側はそこまで理解を示してくれているようには見えませんでした。結局、開発で緑地が減るなどして生物が減少し、私も会場に行ったのですが、かつてのような多くの鳥や虫はいなかった。ユスリカも鳥などの捕食者がいなくなり、大量発生のような異常が生じているのではないでしょうか」
会場の中心にあり、1500本の樹木が植えられている「静けさの森」周辺でも、ユスリカが確認されている。ここについて万博協会は「生態系と共存し未来を共創する」と誇らしげだが、舌先三寸もいいところだ。
「生態系が損なわれ、殺虫剤がまかれるような事態になったのは非常に残念です。ユスリカによる健康被害もあるので放置はできませんが、せめて生態系に影響が及ばないような形で対応してほしい。万博は『いのち輝く』とうたいますが、頭にあるのは人の命だけではないのか。豊かな生活のためには自然が不可欠ですし、閉幕後は夢洲の自然回復に努めてほしいです」(夏原由博会長)
人工島とはいえ、自然が残る場所に人間が乗り込み、今度は殺虫剤をばらまく。動物たちがすみかを追われる様子はさながら、ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のようだ。
◇ ◇ ◇
大阪・関西万博を巡る混乱ぶりは、関連記事に網羅している。
■関連記事
■関連キーワード
-
しっぽのお医者さん~ねこ医院長のぽかぽか日記 【動物&飼い主ほっこり漫画】第121回しっぽのお医者さん「ボクも里親になりたい!」
-
日本の皇族存続への危機と「愛子天皇待望論」 今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ
-
年金不安時代を生きるワーキングシニアの懊悩 ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」
-
もぎたて海外仰天ニュース イタリアで「世界最大の紙飛行機」のギネス記録更新! 大学生15人とユーチューバーが挑戦し見事達成
-
年金不安時代を生きるワーキングシニアの懊悩 「派遣でコールセンター」とは正直に言えない…借金返済のため同業を掛け持ちするシニア男性の悲哀
















