スルメイカ歴史的不漁で「いかめし」大ピンチ! 解禁初日の北海道南部は“漁獲量ほぼゼロ”の異常事態
また、ここ数年は北海道近海を来遊する群れ自体も減っているという。漁に出ても、取るイカがいないという状況だ。
■「いかめし」製造会社もお手上げ
頭を抱えているのが、イカの胴内にもち米やうるち米を詰めて煮込む「いかめし」の製造企業だ。函館市内の食品加工会社は「やはり今年もダメか……」と、諦めに近い気持ちをこう吐露する。
「スルメイカの漁獲量が年々減り、いまでは取れないのが当たり前になってしまいました。イカの値段も上がる中、今度はコメ高騰でもち米なども高くなってしまった。ウチは塩辛といった加工食品をつくるなど経営を多角化していますが、もはや、どの会社も『いかめし』だけでは商売にならないのが実情でしょう」
「イカの街・函館」の名物も、厳しい状況に迫られている。なんとかならなイカ……。
◇ ◇ ◇
あらゆるモノが値上がりするご時世で、葉物野菜が軒並み安値をつけている。その理由とは…●関連記事【もっと読む】『5月に入り葉物野菜が激安のワケ…1年前は1玉1000円だったキャベツが200円台前半で店頭に』もあわせて読みたい。