米テキサス州の高校校長が卒業生全員に手紙と1ドル紙幣を贈ったワケ
米テキサス州の高校の校長が先日、2025年の卒業生443人全員に、手書きの手紙と1ドル札を贈った。そのサプライズに込められたメッセージとは──。
注目を集めているのは、同州のサミット高校の校長で、生徒たちから「マット・コーチ」の愛称で親しまれているジェイソン・マテラーさん。
計24時間以上かけて手紙を書き、1ドル紙幣を添えて贈った目的は、生徒たちに「一人一人の思いやりが大切で、集団的な思いやりになった時に世界に意義のある変化をもたらす」ことを示すことだったという。
5月24日に行われた卒業式では生徒たちにこう語りかけた。
「私は皆さんに手書きの手紙と1ドルを贈るという小さな親切を行いました。でも443の無作為な親切な行為は、ポジティブな波紋と大きな変化を生み出す可能性があるのです」
またこの卒業の贈り物には、「世界に出て、恩返しをしてほしい」という生徒たちへの応援の意味も込められているという。
この心温まる出来事はSNSで拡散したのはもちろん、地元テレビなどでも報じられ、込められたメッセージに共感が広がっている。 (写真はマテラー校長のXから)