米マサチューセッツ州で起きた誕生日パーティーの心温まるハプニング

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 米マサチューセッツ州カーバーにあるレストラン「マンマ・ミアズ」で起きた心温まるハプニングが話題だ。

 同州ウェアハムに住むリンジー・バーヘーゲンさんは先日、同店で母親のリンダさんの誕生日を祝った。出席者は計13人(写真=リンジーさんのフェイスブックから)で、パーティーは大いに盛り上がった。最後に、リンジーさんたちが「ハッピーバースデー」を歌い終えると、隣のテーブルにいた高齢カップルの女性が拍手してニッコリ。そしてこう言った。

「今日は私の夫、トニーの誕生日でもあるんです」

 リンダさんは、すぐにカップケーキにロウソクを立て、出席者全員で今度はトニーさんのために「ハッピーバースデー」を歌った。リンダさんが「来年もここで会いましょう」と言ったが、トニーさんは「そうなればいいのですが」と答えたという。

 その言葉の意味は、レストランを後にする時に分かった。女性はリンダさんを強く抱きしめ、涙ながらにこう言ったのだ。

「優しくしてくださってありがとう。トニーは最近、がんの診断を受けたばかりで、状態が良くないんです」

 リンジーさんは地元メディアに「心が張り裂ける思いでした。人生で何が起こっているかは、外見からは分からない。だからこそ、いつも優しくありたい」と語った。

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