「都合がいい時ばっかり!」未熟な若妻にイライラ…53歳の義母が下した“自己防衛”作戦

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コクハク

面倒になると向き合わず逃げるお嫁ちゃん

 息子が結婚をすれば、息子の妻(いわゆる「お嫁さん」)も家族の一員。だけど、“家族”だからこそ生まれる“摩擦”や“モヤモヤ”もあるのです。ときには、息子の妻のちょっとした言動が「困った!」と、周囲をざわつかせることも…!?

 では実際に、令和の義母はどんな女性に対して『困ったお嫁ちゃん』認定をするのでしょうか。日常のエピソードを切り取りながら、息子の妻と義実家とのリアルな関係性をのぞいてみましょう。

 登場するのは、53歳のアリサさん(仮名)。

 息子の妻は、20代前半。嫁姑問題とは縁遠いと思っていたアリサさんでしたが、意外な“困った壁”に直面しました。

「息子の妻は、私が『靴くらい揃えなさいよ〜』と軽く指摘をしただけで、不機嫌な顔になってスルッと逃げていくんです。

 それだけじゃなく、運転免許を持たない私が『重い荷物を買うから手伝ってほしい』と頼んでも、平気で知らん顔。

 どうやら息子の妻が考える“良い関係”とは、姑がお嫁さんに対して何も言わないことらしくて…。

 こちらからの要望や指摘は完全にスルーなのに、自分が外食したいお店を見つけたり孫に何かを買ってほしいときには嬉々として連絡をしてくるんです。困ったもんだわ! と、何度も頭を抱えましたよ」

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正面から対立はしたくないから

 息子の妻は、まだ20代前半。新卒で少し働いた経験はありますが、1年足らずで授かり婚。社会経験の少なさも影響しているのかもしれません。

 正面から対立はしたくない。しかし、あまりにもお嫁さんの言動は思いやりに欠けるのではないか…?

 アリサさんは数ヶ月悩んだ末に、ある決断をしました。

「もうね、“言っても変わらない人だ”と、ある意味で諦めることにしました。

 ほら、結婚でも友人関係でも『相手は変えられない』って聞くじゃないですか?だから私は、“関わらない勇気”を持つことにしました。

 孫は可愛いので孫には頻繁に会いたいですけどね、そのたびにお嫁さんに期待をしちゃうとイライラして損をするのは、こっちだから…」

アリサさんが選択した「期待しない戦略」とは?

「まずは、息子の妻に一切期待せず、事務連絡のみで距離を取る!

 そのうえで妻から依頼があっても、やんわり断るようにしています。いいように利用されると、こちらのイライラばかりが募りますからね。

 これも、自己防衛なんです。こんなふうに対応しているからって、私は息子の妻が嫌いなわけではありません。

 相手はまだ若いので、これからの成長に期待しているところもあります。“10年単位で成長を待とう”と気長に構えているんです」

静かなる「目には目を作戦」

 息子の妻が義母の依頼をスルーするならば、義母は義母で妻からの依頼をスルー。

 アリサさんは静かなる「目には目を作戦」を実践中です。

 お嫁さんへの不満を息子にぶつけて大問題化してしまう義母も少なくないなか、アリサさんのように精神的に離れる選択をするのは妙案のひとつでしょう。

義母側が達観するとストレスが減る

 義母側が「言っても変わらない」と達観すると、最初から“長期戦”の心構えが生まれます。

 孫に会いたい気持ちから息子の妻への不満を飲み込み、必要以上に密な関わりをもつよりも、アリサさんのように“円満な距離感”探すほうがずっと健やかな方法でしょう。

 さて、もしあなたが義母の立場なら、息子の妻にどんな対応を選びますか?

(並木まき/ライター・エディター)

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