「事業内容:オバケ調査」児玉和俊著

公開日: 更新日:

「事業内容:オバケ調査」児玉和俊著

 著者の会社は不動産コンサルティングだが、事故物件の不動産価値を取り戻す「オバケ調査」も行っている。建築図面などを預かり、機材を使って映像撮影、録音、電磁波調査など、泊まり込みで調査を行う。

 女性の飛び降り自殺があった601号室の調査を依頼され、室内やエントランスなどにビデオカメラやボイスレコーダーを設置。午前0時30分、電磁波調査機が突然、警告音を発した。MAXに近い異常値だ。著者は女性が飛び降りた6階の外階段踊り場に行こうとしたが、足がすくんで入れない。後でオーナーに尋ねたら、女性が飛び降りたのは午前1時過ぎだったという。

 著者が出合った調査事例を紹介するドキュメント。

(ワニブックス 1760円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 3

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  4. 4

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  5. 5

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    84歳の五月みどりが最期のパートナーと過ごす“やすらぎの刻”…経営するギフトショップは閉店

  4. 9

    9.8決戦を目前に過熱する「石破おろし」情報戦…飛び交う総裁選前倒し「賛成」の票読み

  5. 10

    巨人・泉口友汰がセ首位打者に浮上…遊撃手“3番手扱い”からの進化を支える2人の師匠