コロナ今年最多の患者数…流行株「ニンバス」知っておきたい症状と対策

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 新型コロナの感染者数が各地で今年最多を記録──。このような報道が相次いでいる。いま流行の「ニンバス」は強い喉の痛みが特徴だというが、実際はどうなのか? 池袋大谷クリニック・大谷義夫院長(呼吸器内科専門医)に話を聞いた。

■従来株との違いは?

「ニンバスの症状として、報道では『カミソリやガラス片をのみ込んだような激しい喉の痛み』『痛くて水を飲み込むのも困難』などと表現されていますが、臨床現場で患者さんを診ている立場からすると、それらは言い過ぎではないかと感じています」(大谷院長=以下同)

 気象用語で「嵐雲」を意味するニンバスは、6月中旬から流行が報告されている。

 新型コロナはさまざまな変異株が確認されており、2021年末以降はオミクロン株に切り替わっている。ニンバスは、オミクロン株の一種だ。

 オミクロン株の前に主流だったデルタ株は、肺の細胞にある受容体を通して侵入することが多く、高齢者や基礎疾患がある人では肺炎を起こし、それが重症化するケースもあった。また、デルタ株では味覚障害や嗅覚障害を訴える人もかなりいた。

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