馬場ゆかりプロのコース設定は甘い! “伝説の砂地獄”生かしきれず「ヌルゲー」に
【ゴルフ5レディス】最終日
荒木優奈(20)が通算12アンダーでルーキー2人目の優勝を手にした今大会は1996年にスタート。今年で30回目を迎えた。今回の舞台は3回目の開催だが、2017年大会の香妻琴乃の「大たたき」を覚えているファンも多いのではないか。
香妻は17番パー3の第1打をグリーン左下のバンカーに入れた。このバンカーは約6メートルの「日本一高い」といわれるアゴがあり、アマチュアがこの「壁」を越えてグリーンに1回で乗せるのは至難の業。香妻は第2打を“ホームラン”してグリーン右上のラフへ。きつい下り傾斜のアプローチはピンの左を通過して例のバンカーへ転がり落ちた。そこから脱出に3打を要し、6オン2パットの「8」。この「砂地獄」は女子プロ界で伝説となっている。
当時の距離は164ヤードでピン位置は左奥。この日の実測は同距離でピン位置は手前12ヤード・左9ヤード。バンカーの右端はややかぶるが、5ヤードの打ち下ろしなので、今の女子プロなら7Iか、ロフト角にもよるが6UTくらいでピンの右に打てばバンカーは気にならない。