公園でのケガも学校のせい! ラスボス級“モンスター保護者”のヤバすぎる行動6選

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コクハク

いい加減にしてほしい! 先生が困る嫌な保護者6選

 学校などに対し、自己中心的な要求をしたり理不尽に怒鳴り込みに行ったりするモンスターペアレント。そんな保護者に悩み、現場から離れる先生は少なくないようです。実際にどのような経験をしたのか、元先生たちに話を聞いてみました。

 我が子のことしか考えていない保護者、無茶な要求をする保護者の対応に、今も悩んでいる先生はきっと多いはずです。

1. 主役にしろ

「学芸会の役を立候補形式で決めたんですが、その日の放課後、ある保護者から『なんでうちの子が主役じゃないんだ』というクレームを受けました。

 その子は『目立つのは好きじゃないから』と自分で脇役を選んだんですよ。それを伝えても『主役じゃないなら当日は欠席させる』の一点張り。対応に困りましたが、なにより子ども本人がかわいそうだなって思いました」(38歳女性・元小学校教諭)

 我が子を主役にさせたがる保護者はよくいたとのこと。このように子どもの意見を無視したクレームだと、板挟み状態になって対応も困難だそうです。

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2. 送迎しろ

「共働きのご家庭から『土日は仕事だから、大会会場へは顧問が送迎してほしい』って言われたことがりましたね。

 学校のルールで送迎はできないとお断りしましたが、『あーうちの子は来るなってことね』とか『子どもに我慢させればいいのね?』と脅しのような言葉をたくさん受けました」(41歳男性・元中学校教諭)

 いろいろと言われて、子どもに対して罪悪感が湧いたとか。でもルールはルール。都合が悪いなら他の部員の保護者に頼むなど、他の方法の検討をお願いしたけれど、聞く耳持たずだったという話でした。

3. なにかと電話してくる
「明日ってなにかテストあります? とか、うちの子は今日学校でどんな風に過ごしてましたか? って毎日のように電話してくる保護者がいました。しかも長電話。それくらい子どもに聞いて〜! って思ってましたね。過保護な保護者は細かいところまで確認してきたりするので、かなり面倒くさかったです」(35歳男性・元小学校教諭)

 電話の対応に時間を取られ、残業の毎日だったそうです。

4. なんでも学校のせいにしてくる

「公園でケガしたんですけど! 友達からLINEでこんなこと言われたみたいなんですけど! って、学校以外でのケガやトラブルでも教師に責任を求めてくる保護者。どういう神経してるんだろ? ってずっと謎でした」(43歳女性・元中学校教諭)

 相談であればまだしも「責任を取れ」と迫られることが悩みのタネだったそう。とくにLINEのトラブルを学校のせいにする保護者は増加中とのことでした。

5. 注文が多い

「来年も〇〇ちゃんと同じクラスにしてください。参観日はこういうのをやってほしいです。キャラ弁禁止にしてください。

 現役時代はこうした注文が多い保護者に悩みましたね。同じような保護者が複数いるクラスの担任をした年は最悪でした」(32歳女性・元幼稚園教諭)

 クレームではなく、リクエストが多いパターンも嫌がられる様子。全員の希望を通すのは難しいため、対応にも苦労するのでしょう。

6. タメ口&威圧的態度

「保護者のほうが年齢的に上なこともあって、タメ口で話してくる人や威圧的な態度で接してくる人が多かったですね。子どもも親のそうした姿を見ているから、タメ口だったり生意気だったり。子は親を映す鏡なんていわれますけど、本当にその通りだと思いました」(29歳男性・元小学校教諭)

 よくも悪くも子どもは親の真似をしがち。よいお手本となる保護者ばかりではないのが現実のようです。

知らないうちに自分が嫌な保護者になっているかも

「我が子のため」「子どもたちのため」と思っていたとしても、学校や先生たちにとっては頭を抱えたくなる行動かもしれません。

 もちろん子どものための学校ではありますが、先生側の意見に耳を向ける気持ちも大事ですね。

(コクハク編集部)

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