森保Jがメキシコ戦で決定力不足が露呈…引き分けで「自画自賛」している場合か
米国で開催されている国際大会に参戦中の森保ジャパン。
初戦(日本時間)の相手は、W杯に17回出場してベスト8入り2回、ベスト16入り7回の実績を誇るメキシコ代表。試合はゴール枠内シュートが日本3本、メキシコ2本と低調な試合内容に終始し、スコアレスドロー。その瞬間、入場者4万5278人の大半を占めたメキシコ応援団からブーイングが飛んだ。
日本はW杯出場8回、ベスト16入り4回。そんな「格下」相手に1点も取れなかったことに対する不満だろうが、それにしても日本代表のコメントには驚かされた。
「引き分けた瞬間に何を言ってんだ、という話ですが、僕たちの方が強いと思った」と胸を張ったのはシュート2本、無得点のFW久保建英。
「勝負強さを見せないといけなかった」と反省の弁を述べながらも「いいチームでいいサッカーができた」と自画自賛したのは、後半8分のフリーで放った右足ボレーシュートを外したFW南野拓実。
いつもは言葉を慎重に選ぶタイプの森保監督が「局面ごとの戦いで選手たちは頑張ってくれた。勝利していてもおかしくない内容だった。W杯へ向かう中、楽しみな部分が多かった」と表情を緩めれば、JFA(日本サッカー協会)の宮本恒靖会長にいたっては「W杯で勝ち上がったらベスト16から(日本サッカー最高位の)ベスト8にいけるような試合内容」と評価したのだ。
確かに「前線からの守備」「効果的なハイプレス」が奏功して試合の主導権を握り、相手エリアでボールを奪ってからの「カウンター攻撃」が機能したシーンもあった。しかし……。